アルパインとタンクと

    ミニアートの新作の写真がArmoramaに 。恐らく原型はいつもの通りTANKの中の人なんだろうけど、良いなぁ。これ。最近これしか言ってない気もするけど。特に両肩を上げてハッチに潜り込もうとしている/出ようとしているポーズの奴。このセットのキモって脱出にも出撃にも見える所だと思う。

    先日も模型関係の知り合いの方と話していたんだけれども、 このTANKの中の人原型のフィギュアの良さっていうのは、動きの一瞬の切り取り方の上手さ/巧さにあるのではないかと思うのですよ。

    例えばこのフィギュア達のポーズや、あるいはTANKブランドで出ているこのソビエト兵のポーズ。このミニアートの迷彩戦車兵達のセットならば、見た瞬間に戦車に乗り込もうとしている、あるいは逃げ出そうとしている瞬間だと状況の判断がつく。加えてもしそういう状況におかれたら人がやるであろう動作、つまり「ああ、あるある」みたいな雰囲気を醸し出している所が目を引くのではないかと。車長の信号拳銃を持つ右手の肘の曲がり方だとか、膝を曲げている二人の体重のかけ方とかの自然さね。
    後者のソ連戦車兵なら、この野暮ったい、如何にも田舎から来ましたという風体がまず美味しい。丸めの顎、そして幅の広い鼻なんか特に太った田舎のロシア人、っていうイメージ通り。加えてこの棒立ちなのにポケットに片手を突っ込んで軽く胸を張った姿の「格好付けてる感」の見事さ。写真を取ってくれる、というから精一杯格好良く写して欲しい、そんな考えがあるけれどそこまで格好良いポーズは取れない。そんな情景が透けてみえるような造形の面白さ。
    この辺りから見えてくるように、TANKの人の造形って自然なんだよね。ポーズが。例え見栄を切っているポーズにしても、体重のかけかたとか、ちょっとした人間の仕草、それが緻密に出来ているからその背後の状況が透けて見える。

    その対称に位置するのはアルパインだと思う。どっちが良い悪い、という話ではなく、アプローチの違いとして。良くも悪くも非常にアルパイン的な、唯一無二の見栄の切り方。止め絵として描かれた最高の格好良さ、みたいな物が見えるのがアルパイン。例えばコイツ。片手をポケットにつっこんで立っている、というTANKの奴に近い(独/蘇の違いがあるとはいえ)ポーズ。ところがポケットに手を入れるなら入れるで普通に立てば良いのに、体重を右足に載せて僅かに(半歩)左足をを前に出したポーズ。さらに首を正面ではなくてやや左に振る。やってみるとわかるけど非常に立ち辛い。しかしこの体重の掛けかたをすると上半身が後ろに若干倒れて顎が引かれ、顔が正面をを向く。すると非常に堂々として見える。じゃあそんな格好つけた立ちかたをするか、と言われればまず普通はしない。でもこの立ち方でないと絵にはならない、そういう立ち方。勿論それが格好良い。

    そういう意味でこの両者のフィギュアが手に入る今日の模型世界って素敵だな、とかそう思うのですよ。良いなぁ。模型。早くスケールモデル作りたいなぁ。

    じゃあ、今日はここまで。

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