Knight Models KMV-008 “Ms.Marvel” -1

    日本のヒストリカルフィギュアコミュニティが傍目にも明らかな程に停滞し硬直したような状態に陥っている事とは異なり、海外のヒストリカルフィギュアメーカーって奴は未だ大人の事情とジョークを綯い交ぜにしたような、それはそれは愉快なラインナップを送り出し続けているわけで。即ちそれはアンドレアの例のシリーズに代表されるが如き、ギリッギリのラインをジョークと大人の事情をお供に突っ走るような感覚に近い物があるでしょう。以前作ったスパルタの王も、あくまでスパルタの王でありそれ以上でもそれ以下でもない。言い換えるなら、「誰も知らない知られちゃいけない」フリとでも言いましょうか。

    しかしそんな中に正々堂々珍しく、正規ライセンス物として殴り込んで来やがったナイスメーカーが一つ。スペインのKnight Modelsは、スターウォーズやらマーヴェルコミックスやらの正規ライセンスでフィギュアを販売しておるわけで御座います。で、そのラインナップに心惹かれる物があった手前は、チマチマと塗装をし続けているわけで御座います。

    Knight Models KMV-008

    素の状態。キャラクターはマーベルシリーズに登場する女性キャラの中で1、2位を争う程に好きなミズ・マーヴェル(Ms.Marvel)。ご覧の通りホワイトメタルのでの成形で、抜きは非常に綺麗。繊細なディティールがこの次点で透けて見える辺り、原型師の人の腕の良い事。髪の毛の流れがこの次点では野暮ったく見えた物の、実際サフを吹いてみたらかなりエッヂの立った良いディティールをなさっていて、非常に嬉しい感じ。購入した次点では足首を起点にグンニャリ曲がっていたので、ホワイトメタルである事をフルに活かして力技で修正。いかにも白人らしい尻から太ましい足にかけてのの造形と、アメコミヒロインのシンボルとも言える豊満な胸の造形、更に日本のキャラクターと比べると非常にバタ臭い雰囲気を湛えながらも何如なる意味において美人である顔の作りも期待以上で、そもそものデザインが非常にマッシヴなミズ・マーヴェルのイメージを忠実に立体化してらっしゃると言えるでしょう。全体的に言って平均以上の出来じゃないかしら。難点と言えば分割されている腕と腰帯のパーツの合いの悪さ。勿論組めないレベルではないのだけれど、これだけ見事なフィギュアを作れるのだからもう少し組み易さを考慮してくれても良いのではないかと思ったり。特に腰帯の分割は腕の角度等調整しなくてはいけない上に取説が無い事も相俟って非常にアレな感じ。造形的に割とキツいのはわかるんだけれどさ。もう少し、手心というか何というか…。

     

    Knight Models KMV-008 "Ms.Marvel" -12

    そして現状はこんな感じに。未だ未完成。今回久しぶりに「黒を黒で塗る」事に挑戦中。数年前にファレホのPanzer Acesのドイツ戦車兵用黒基本色とハイライトを購入して以来、黒は黒で塗らずにその二色、どちらかといえばダークイエロー的なそれを使用して塗装しておりましたが、そろそろ黒に挑戦してみても良いのではないか、という天啓により再び黒に復帰。具体的に言うとファレホの黒で黒い部分を塗り潰しております。ただ、それではノッペリの極み、というか芸が無い事甚だしい為、試験的にハイライトだけを入れてみるテスト。この写真では左足のハイライト具合が良くわかるかと。左足膝上のライトグレーのハイライトは光の反射ではなく描き込み。色自体はファレホのダークグレーを使用。正しい位置に入れられたので違和感無く仕上がっているかと思っております。肌部と髪の毛はハンブロールに気持ち油彩を混ぜてグラデーションをかけやすくした物を使用。こんなに肌色自体に手間かけたのは今までなかったんじゃないかなぁ。矢張り好きなキャラクターだけに何とか上手い事塗ってやろうとアーダコーダと四苦八苦中で御座います。ただ、かなり完成してきているので、後は若干の修正とベースの製作だなぁ。

    そんなわけで御手付きだけがガシガシ増えて行くような状況では御座いますが、チマチマと製作はしてるのですよ、というお話でございました。Ms.Marvelの他の塗装中の写真はFlickrをどうぞ

    じゃあ今日はここまで。


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