[キットレビュー]DML “6652 Ostfront Winter Combatants”

    このブログの放置されてる事ときたら我ながら笑ってしまうやら切ないやら。というか更新のネタが無くは無いのにモチベーションが上がらない感じであります。いや、ダラダラ書いてるエントリが3つ4つあるこたあるんですがね。

    さて、今回は、ドラゴンの新作である6652番、Ostfront Winter Combatantsをご紹介。随分久しぶりのヴォルスタッド氏の手による箱絵のキット、こいつぁ中々宜しく御座います。

    シチュエーションでキットを作ってくる事の多いマスターボックスと比較して、ソビエトならソビエト、ドイツならドイツという国家単位のセットを作ってくる事が殆どのドラゴンにしては珍しく、独兵二人のソビエト兵二人という組合せ。4体入りというのは若干ケチっぽい感じもするけども、まぁそれはそれという事で。

    DML “6652 Ostfront Winter Combatants” -1内訳は白色キルトの防寒服を着ている降下猟兵、信号拳銃を構えているロングコートを着たドイツ兵(箱絵では兵科色白で歩兵)、ギムナシチョルカ(?)を着てウシャンカを被り、PPShを肩にかけたソヴィエト歩兵、そしてやはりロングコートを着てSVT40を構えたソビエト歩兵となっております。タイトルの通り、これからの季節にピッタリの寒けを感じるセットであると言えましょう。久しぶりのヴォルスタッド箱絵は本当に良い感じ。

    DML “6652 Ostfront Winter Combatants” -4ヘッドの出来はこんな感じ。どうも全体の雰囲気で言うと、ここ数年のドラゴン、例えば6375や6456に見受けられた「顔が険しく放齢線を強調しすぎる」特徴が無いため、その原型師の人では無いような…?いやドラゴンの原型師は一部を除いて公表されていないので、何とも言えないのだけれど。ご覧の通りそれぞれ顔付きが違うわけで御座います。左から「独降下猟兵 蘇コート 蘇ギムナシチョルカ 独コート」の順番。白眉は左二つで、独降下猟兵の瞳の彫刻の深さは、駄目なレジン製ヘッドよりかは遥かに上。顔付きも非常に精悍でとても良い感じ。そしてその隣のソヴィエト兵ヘッド。正直このヘッドは何を置いても入手すべき。友人のウクライナ系カナダ人(スラヴ人の男)に15年ぐらい歳を取らせたらこうなるだろうな、という顔つき、つまりは本当のスラヴ人の顔をしているから。更に、このヘッドには目の真ん中に瞳の彫刻があるような?

    DML “6652 Ostfront Winter Combatants” -5

    上半身ブロック比較。上2つがドイツ兵の物で、下二つがソヴィエト兵の物。いやもう本当に文句言う事なし。左縦列のドイツ側トレンチコートの皺の入り肩と、ギムナシチョルカのモコモコした雰囲気の対比に注目。ドイツコートの大きな襟に有る、縁のモールドもクリスピーで深いモールドも実に良い感じ。インジェクションのフィギュアながら、左上のドイツ陸軍のベルトのバックルと空軍所属たる降下猟兵バックルのモールドが、キッチリ違っているのも芸コマ。右下ソヴィエト兵コートも、ソヴィエトらしい生地の非常に厚い雰囲気の再現は本当に見事なんじゃないかしら。ヌルくなりがちなベルトのホールも、どれも綺麗に入っていて実に良し。

    DML “6652 Ostfront Winter Combatants” -2

    腕、足、コートの端っこ等。コートを着ているフィギュアの下半身の分割の雰囲気は、Gen2からのフィードバックがあったような感じ。このダボの入れ方はGen2の癖のような。キルトの縫い目の入り方の感じも(同じメーカーだからか)以前Gen2で発売された肩を組んでる空軍野戦師団のキットっぽい。勿論組んでいないとはいえ、少なくともモールド単位で眺める限りはあまりにも素敵すぎて文句のつけようは最早御座いません。一昔前のドラゴンの駄目な評価はことモールドに関してもう役に立たないなぁ。ちなみに、酷くヌルめとはいえ、ドイツ兵のジャックブーツの足の裏には鋲のモールドが入っております。片足はトロけてたりするけども。これも最近のドラゴンの傾向だね。やはりGen2からのフィードバックと考えて良いのかな。ただし、Gen2式の分割で無い状態で鋲を入れると、このキットに見られるように足裏がトロける事が多いのでその店に関しては多いに疑問。いっそザックリと鋲の再現を諦めてモデラーに任せるか、或いは入れるなら入れるで足首から下/ジャックブーツで分割してキッチリと鋲を再現するべきだと思うだけどなぁ。

    DML “6652 Ostfront Winter Combatants” -3

    装備品類。もう文句無し。明らかにCAD原型と思われる極々精密なモールドと、それをキッチリ抜ける金型技術はもう流石としか。箱にはGen2ギアとある物の、Kar98kは一発抜きのタイプ。対空照準器の部分にしっかり線が入っているのはたまげた所。MP40のストックを延ばしている状態の物は若干金型にヘタりが見受けられる物の、まぁ問題にはならないでしょう。空挺ヘルメットはフィギュアのランナーにくっついていて、空気抜きの穴なんかの再現は全くなしのツンツルテンのタイプ。気になるならばGen2等から移植すべきかと。ここで注目すべきはソヴィエト兵のウシャンカではないかしら。しっかりと形の出た額の五芒星、毛の感じの再現、そして耳当てを頭の上で止めている紐の結びめの再現どれも文句無し。いや、なまくらなレジンフィギュアはもう太刀打ちできないね。

    全体としては、最近のドラゴンらしく非常に品質の高いキット。それぞれのフィギュアに関連性を全く持たせなかったのはドラゴンらしくないといえばらしくない物の、逆に使い易いかもしれない。単品でも良し、車両に添えても良し。組んでいない為全体のプロポーションがどうなってるかは言えないけれど、ことモールドに関して言えば最早文句無し。カリッカリの装備品なんかも嬉しい。そしてやはり頭の、この出来の良い頭の為に購入しても何ら問題ないんじゃないか、そう思わずにはいられないだけ質の高いインジェクションヘッド4つは本当に嬉しい。ヘッドセット+武器セットと考えると非常に安価だしね。買ってみて損は無いんじゃないでしょうか。

    じゃあ、今日はここまで。


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    「[キットレビュー]DML “6652 Ostfront Winter Combatants”」への2件のフィードバック

    1. 初めまして、同志と申します。
      私も1/35のAFVメインで頑張っているのですが、フィギュアの迷彩塗装が全く出来ません。降下猟兵やSSに苦しめられています。良かったらアドバイスやポイントを教えて下さい。また、私のブログにリンクさせていただいて宜しいでしょうか?

      1. 同志氏、ようこそおこし下さいました。
        手前も1/35の迷彩は苦手です。寧ろ鬼門と言っても良いでしょう。

        コツ、コツと言える程ノウハウは持ってないのですが、良い筆を使って焦らずにやるという、フィギュア塗装の基本を守る事はまず絶対かと思います。

        リンクの方ありがとう御座います。どうぞ張って下さいませこちらもリンクに追加させて頂きます。

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