1/72 CF-104 その1

手前ハーフでして。色々謎は自分でも持ってるのですが、50%ばかりカナダ人という事になっております。で、やはりカナダという国には割と特別な感情御座いまして。大学をカナダに決めたのもその辺りの影響が御座います。

問題はカナダ、陰が薄い。特に模型ではとにかく陰が薄い。カナダ人が怒り狂うような言い回しで言うならば、劣化アメリカンとしてのテイストが濃い。そりゃあ南に軍事超大国がデンと居座り、政治的陣営も言語的同一性も高いなら自分でなんとかする必要はないのだけれども。

そんな中で王立カナダ空軍は、ハイビジ華やかなりし頃中々ロックな塗装スキームを使っておりまして。現在のCF-18の極端なまでのロービジと比べると驚愕する程度にはハイビジでした。特にF-104、或いはカナダ的に言うならばCF-104などは、真っ赤な水平尾翼に真っ白な主翼に楓のラウンデルが輝き、胴体はベアメタルの銀色と、一歩間違うとデモ機がアクロバットチームかの如き塗装で北方の空を守っておりました。

ならば、我が心のカナダ力(ぢから)を燃やし、やってみようじゃないか。我が半身のプライドにかけて、作ってみようじゃないか。そんなわけで殆ど現用機を作った事のない私が、ハセガワの1/72 F-104を手に取ったのでございます。

SDIM0278で、サクっと形にはなりまして。(前部主脚庫の”W”型したパーツの組付けが未だにわかんないんですが)。ハセガワの端正なスジボリは美しいんだけれど、エアフィックス的なスジボリが好きなのでゴリゴリと前面掘り直し。特にエンジン回りのリベットはケガキ針でポチポチと前部掘り直した結果、かなりバタ臭い物になっております。でもモノグラムとかエアフィックス的なバシバシの彫刻の方が好きなんだなぁ。

塗装については例によってファレホで。サフの前に全体を800~1000版辺りで磨いております。白サフを吹いた上からイタリアンレッドで水平尾翼を塗装し、主翼は白サフの上からホワイト。胴体も初めてファレホのメタルカラーを使ってみようかと。

じゃあ、今日はここまで。


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転職

そういえば転職致しまして。大学を卒業してから3.5年間働いたモーター業を退職致しました。玩具/模型用のモーターに関われるかな、と思っていたら自動車電装業界に放り込まれ、それから中々エキサイティングな仕事をして参りましたが、色々あって退職と相成りまして。

別に上司は嫌いでなかったし、色々楽しい所も御座いましたが、諸々気に食わず。そんなわけでモーター業界に別れを告げました。

相変わらず製造業にはいるんですけどね。今後あのモーター屋のマークを見る度に少しチクリと感じるのかもしれません。

[非模型話]Canon Serernar 50mm F1.9を購入

ライカだとかコンタックスだとかみたいなレンジファインダーにはやはり沈胴レンズが似合うな、なんて考えがありまして。性能が落ちるんだろうな、とか耐久性も落ちるんだろうな、だとかそんな物言いにはたった一言Screw That!と返す所存であります。

随分前に購入したCanon 4sb改というキヤノンのレンジファインダーがありまして。やはりコイツに似合いのレンズを見繕わねばならぬ、という思いから、ふと立ち寄った銀座のレモン社のショーケースに鎮座ましましていたSerenar 50mm F1.9というキヤノンの老兵を、お買い上げと相成りました。

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1949年発売開始、という代物ながら状態は大変良く、その鏡胴のシルバーの美しい事。クモリが発生していがちなキヤノンのLマウントレンズながらコンディションはとても宜しくあります。何よりこの4sb改との組み合わせの美しさときたら!しかも当時の純正非純正のフィルタがついておりました。これは嬉しい。

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正面に燦然と輝くCanonとSerenarの名前。この後しばらくしてCanonはレンズを全てCanon — という名称に統一してしまったので、後期のキヤノンLレンズにはこんな名前は入っておらず、無味乾燥なスペックの羅列になってしまっております。辛うじて今日もニコンがニッコール銘を、オリンパスがズイコー銘を維持しておりますが、どうにもキヤノンがこのセレナーの名前を捨ててしまったのは勿体無いように思えてならないのでございます。

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以前に買っておいた(というよりもCanon Serenar 35mm/F3.5にくっつくと思って買っていた)フードをつけた姿はこの通り。純正の組み合わせだからこそのこのマッチング感。ただただ美しいな、と思うのです。特にフードの黒塗装の美しさ。製造からどれだけたっているのかはわかりませんが、とにかく艶やかな黒。まったく素敵な代物だ、と感慨に浸るに十分な艶。嗚呼素晴しきかな。

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早速試写に持ち出してみたのがコチラ。開放F1.9、手持ちで。この柔らかな描写。なんともオールドファッションなテイスト。ただ鳥居のペンキの感じや提がっているロープの質感なんかはキッチリ写っていて、レンズの素性自体は良さそうな感じが見える。そしてボケ味の怪しい事!所謂グルグルボケがかなり強く出て背景のボケはかなり酷く崩れる特性があるので、一種異様な迫力のある写真を吐き出して来る事があります。なかなかの周辺光量落ちに異常に渋い発色が組み合わされて、昔の時代劇の夜のシーンのような感すら有り。

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F5.6程度まで絞ってみたのがこちら。途端にカッチリするものの、手前の看板背景の店の宣伝パネル共に赤の色の発色のとんでもない渋さは健在。この辺りまで絞ると背景のグルグルも光源の崩れもナリを潜め、優等生感の出る写りに。周辺の光量落ちもほぼ解消されているような。とはいえカッチリした写真が欲しいなら最初からカッチリしたレンズ、ぶっちゃけIndustar-61みたいなレンズでも良いけど、を使っておけば良いのでは?という考えも頭に浮んで、写真ってのは面白いなぁ、なんて思うのです。

じゃあ、今日はここまで。

青天の霹靂と復活、或いは電撃で再度の作例をやることについて

電撃ホビーマガジンの休刊は正に青天の霹靂というより他無い事態でありまして、その一報を受けた時の衝撃たるやなかなかのものでございました。我々大サトーの旗のもとに集う人間としては、やはり「ブルーアイス」の語が頭にチラつく程に。なる程終わると決まれば終わるものだなあなんて思いながら作ったラングは、我ながら最終号に載せるという自体に相応しくなかなか力の入ったものになっていたと自負しております。

さてそんなこんなで私のライターとしての役目も終わりかと思えば、ところがどっこいそうは行かず。まだまだ電撃ホビーの日は消えず。ウェブサイトで作例いかが、なんてお声かけ頂きまして、ラウンド2の開始と相成りました。

そんなわけで昨年末より電撃ホビーウェブにて、発表時話題をかっさらったマックスファクトリー製1/350島風の作例を載せて頂いております。

フィギュア塗装編となる1回目では、キットの目玉ともいえる1/20島風のフィギュアを、以前に辻村聡志氏がtwitterで公開していた技法をベースにファレホへと落とし込み、更にキャラクターモデルを塗るという2回転半ひねりみたいなことをやりながら塗っております。あの実物を見て衝撃、感動を受けた氏の塗に近づけているとは思いませんが、別にキャラクターモデルだって筆があれば塗れるんだぜ、という一つの例になれれば、いいな、なんて考えております。

船体組立編となる2回目では、あまりにキットの出来が良すぎて書くこともあんまりなかったのてすが、何点かポイントを。私のようにフィギュアばかりで船なんぞ殆ど作らない人間でも形にできる良キット、少しでも制作の助けになればも思います。

まだ未公開の3回目ではいよいよ船体塗装編。ほぼ全部ハンブロールをエアブラシで吹く体に悪い回を予定してます。お楽しみ頂けれは。

じゃあ、今日はここまで。

雑食モデラー備忘録兼作業録